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軽井沢への切符捨てられない次男「事件がなければ…」(産経新聞)

軽井沢への切符捨てられない次男「事件がなければ…」(産経新聞)

【元厚生次官ら連続殺傷 第3回】(中)

 《殺害された元厚生事務次官の山口剛彦さん=当時(66)=と妻、美知子さん=同(61)=夫妻の長男の証人尋問に続いて、次男の尋問が始まった。検察側は長男と同様に山口さん夫妻の生前の写真を次男に提示しながら、在りし日の2人のエピソードなどを聞き出していった》

 《まずは、旧厚生省勤務時に自宅前で撮影された十数年前の写真を検察官が次男の前に提示し、生活ぶりなどを質問する。小泉毅被告(47)は手を下腹部の前に置いて、黙ったまま、じっとその様子を見ている》

 検察官「お父様は忙しい毎日を送っていましたか」 証人「はい。平日の帰宅はたいてい深夜でした。たまの休日も自宅で山のような資料をみて勉強していた風景を記憶しています」

 検察官「『つらい、大変だ』などとこぼしていませんでしたか」

 証人「大変な責任と重圧があったとは思いますが、家ではため息をつくようなそぶりも見たことはありませんでした」

 《次男の証言から山口さんの実直な人柄が浮かび上がる。続いて、母親の美知子さんの写真らしきものを次男にみせながら質問を始めた》

 検察官「これはどんなときの写真ですか」

 証人「3、4年前のものだと思いますが…。母は地元の公民館で書道を習っており、作品を県の展示会に出して入選したときに記念にとったものだと思います」

 《続いて、検察官は桜の前で女性約10人が並ぶ写真をみせる》

 検察官「これは何の写真ですか」

 証人「2年ほど前の写真だと思いますが、母は公民館の旅行サークルにも入っていて、近所の桜を見に行ったときのものだと思います」

 検察官「お母様はどんな人柄でしたか」

 証人「とても優しい人でした。私の妻や子供が病気になると、東京の私の家まで看病に来てくれました」

 検察官「ほかにエピソードはありますか」

 証人「公民館のサークルに新人の方が入って一人でポツンとしていると、母が声をかけてそばに行くことがよくあったそうです。気遣いが、嫌みでなく、自然にできる人でした」

 《続いて、検察官が別の写真らしきものを示す。山口さん夫妻と次男の家族が写った家族旅行の記念写真のようだ》

 検察官「これはいつの写真ですか」

 証人「平成18年に家族で箱根に行ったときのものです」

 検察官「(山口さん夫妻の)真ん中にいる女の子は誰の子供ですか」

 証人「当時、1歳だった私の長女です」

 検察官「山口さんにとっては初孫ですか」

 証人「そうです」

 検察官「3代そろっての旅行は箱根が初めてですか」

 証人「最初で最後です。実は、(山口さん夫妻らの連続殺傷)事件が起きた週の数日後に、家族で軽井沢旅行を計画していました」

 検察官「計画したきっかけはどういうものですか」

 証人「(平成20年)5月に母がガンの摘出手術を受け、その快気祝いでした」

 検察官「事件前に旅行の連絡を両親ととりましたか」

 証人「はい。事件の2日前に母と待ち合わせの場所と時間を電話で確認しました。その際、母は『楽しみにしてるからね』と言っていましたが、これが母と交わした最後の会話となってしまいました。せめて、あと1週間、事件が起きるのが遅ければ、親孝行ができたのに…。それが今でも悔やまれてまりません。軽井沢行きの切符は、捨てられずに今でも持っています」

 《検察官は軽井沢旅行の話を通じて、山口さん一家の幸せを踏みにじった事件の残忍さを浮かび上がらせる》

 《続いて、検察官は山口さん夫妻の殺害現場となった玄関にかかわる質問を繰り出す》

 検察官「山口さん夫妻とお孫さんが写っていますが、どこで撮影されたものですか」

 証人「平成19年8月ごろ、実家の玄関で撮ったものです。孫をかわいがっていた父は、孫と玄関でシャボン玉遊びをしたり、大切に飼っていたメダカにエサをやったりしていました」

 検察官「実家の玄関の思い出はありますか」

 証人「節目節目に記念写真をとっており、それが山口家の習わしでした。私にとって思い出深い場所です」

 検察官「玄関が事件現場になったことについて、どんな思いを持っていますか」

 証人「証拠調べのときに血を流したマネキン人形のように両親が玄関に倒れている写真をみましたが、思い出深い同じ場所とは思えませんし、思いたくないというのが今の心境です」

 検察官「お父様は孫をかわいがっていたようですが、ほかにエピソードはありますか」

 証人「父は亡くなる直前に、私の長女がピアノを習い始めたのを大変喜んでおりました。(長女の)発表会の前には、ピアノの音を録音するためにICレコーダーをわざわざ買ったという話を父の知人から聞かされました。そんな父には、娘がピアノを弾く姿を一度でも見せたかったです」

 《小泉被告は、無表情のまま前を向いているだけだ》

 《検察官は一連の質問の締めくくりとして、最後の質問を行った》

 検察官「両親を殺されて、今の心境はどうですか」

 証人「父と母を殺されたとき、(被告の動機が)犬の仇討ちだと聞かされましたが、納得できません。被告には極刑を望みます」

 《死刑を望む遺族の声が法廷に響き渡ったが、小泉被告は依然として一言も発しない。無表情で前を向いたままだった》

 =(下)に続く

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